『瓔珞<エイラク>』の制作チームと豪華キャストが再集結したと話題の中国ドラマ『尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~』。
壮麗な明代の宮廷を舞台に、美食とロマンスが織りなす物語に多くの注目が集まっています。
このドラマについて、「尚食」とはどういう意味なのだろうかと気になったり、豪華なキャストや物語のモデルは誰なのか、
そして全何話まであるのかといった基本情報は押さえておきたいところです!

テンテン
具体的なあらすじはもちろん、物語の結末に関わるネタバレや気になる最終回の展開、
さらには視聴した人の感想も作品を選ぶ上で大切なポイントになりますよね!
この記事では、そんな『尚食』に関するあらゆる疑問にお答えします。
最新の尚食 放送予定の情報とあわせて、
ドラマが持つ深い魅力を余すところなく掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください♪
- 『尚食』の基本的な概要と作品の背景
- 主要キャストやモデルとなった実在の人物
- 序盤から最終回までの詳しいあらすじとネタバレ
- 最新の放送予定や視聴者のリアルな感想
中国ドラマ尚食(しょうしょく)のあらすじと基本情報
- 「尚食」とはどういう意味?
- 主要な登場人物とキャスト
- 物語のヒロインのモデルは誰?
- ドラマは全何話まであるのか
- 最新の尚食 放送予定について
- ドラマ視聴者の感想や評判
「尚食」とはどういう意味?
『尚食(しょうしょく)』とは、中国の明の時代に、宮廷内の食事に関する一切を取り仕切っていた女官の職名です。
宮中には食事を管理する専門部署として「尚食局」が置かれていました。
歴史的な記録によると、尚食局の役割は主に、調理された料理の品目や安全性を確認し、
皇帝や皇族のもとへ配膳するまでの最終工程を管理することでした。

中国ドラマ四季彩々イメージ
実際の食材調達は「光禄寺」、調理は「尚膳監」という別の機関が担当していたとされています。
しかし、このドラマでは、尚食局が食事作りの工程まで一貫して担う組織として描かれており、物語に深みを与えています。
つまり、「尚食」という言葉は、宮廷料理のプロフェッショナル集団、
そしてその頂点に立つ者の称号を意味しているのです。
主要な登場人物とキャスト
本作は、『瓔珞』で絶大な人気を博したウー・ジンイエンとシュー・カイの再共演が大きな話題となっており、脇を固める俳優陣も実力派が揃っています。
物語の魅力を引き立てる主要な登場人物とキャストを以下の表にまとめました。
役名 | 読み | 俳優名 | 役柄 |
---|---|---|---|
姚子衿 | ようしきん | ウー・ジンイエン | 尚食局の新人女官で、本作のヒロイン。料理の才能に溢れる。 |
朱瞻基 | しゅせんき | シュー・カイ | 文武両道の皇太孫。後の第5代皇帝・宣徳帝。 |
殷紫萍 | いんしへい | ホー・ルイシエン | 姚子衿の友人で、良きライバル。勝ち気な性格。 |
蘇月華 | そげつか | ワン・チューラン | 姚子衿の強力なライバル。名家の出身でプライドが高い。 |
游一帆 | ゆういつはん | ワン・イージョー | 冷酷でミステリアスな錦衣衛。裏の顔を持つ。 |
胡善祥 | こぜんしょう | ジャン・ナン | 朱瞻基の正室。複雑な思いを抱える。 |
このように、若手からベテランまで豪華な顔ぶれが揃い、キャラクターたちが織りなす複雑な人間模様を深みのある演技で表現しています。
相関図

物語のヒロインのモデルは誰?
本作のヒロインである姚子衿(ようしきん)のモデルは、明の第5代皇帝・宣徳帝(朱瞻基)に深く寵愛された実在の女性、孝恭章皇后(こうきょうしょうこうごう)です。

史実における孝恭章皇后(孫氏)は、その美貌と才覚で知られ、女官から皇后にまで上り詰めた人物と伝えられています。
ドラマでは、彼女の若き日を、宮廷の料理人を目指す「尚食局」の女官という設定で描いています。
もちろん、姚子衿の出自や朱瞻基との出会いの詳細な経緯は、ドラマならではのフィクションです。
しかし、実在の人物をモデルにすることで、彼女が数々の困難を乗り越えていくサクセスストーリーに、より一層のリアリティと深みが与えられています。
これらの点から、本作は史実を巧みに取り入れ、壮大なエンターテインメント作品へと昇華させていると考えられます。
ドラマは全何話まであるのか
中国ドラマ『尚食』は、全40話で構成されています。
1話あたりの放送時間は約45分で、中国の歴史ドラマとしては標準的な長さと言えます。
最新の尚食 放送・配信状況について
2025年6月現在、『尚食』は地上波およびBSで放送されており、動画配信サービスでも視聴することが可能です。ご自身の視聴スタイルに合わせて最適な方法をお選びいただけます。
テレビ放送
現在、以下のチャンネルで放送が進行中です。
放送局 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|
BS11 | 毎週月~金曜 13:00~14:00 | 2025年5月21日放送開始 |
TOKYO MX | 毎週月~金曜 11:04~12:00 | 2025年5月9日放送開始 |
過去にはJ:テレ(2024年12月〜2025年1月)などでも放送されていました。
動画配信サービス
U-NEXTでは、全話見放題で配信されています。テレビ放送を待たずに一気に見たい方や、ご自身の好きなタイミングで視聴したい方におすすめです。
視聴環境は変更される可能性があるため、最新の情報は各放送局の公式サイトやU-NEXTのウェブサイトで直接ご確認いただくと確実です。
ドラマ視聴者の感想や評判
視聴者からは、特に贅を凝らした料理の映像美と、主演二人が織りなすロマンスに対して、非常に高い評価が寄せられています。
実際に作品を鑑賞した人から、
食材の美しさ、まるでアートのように心を奪われる
ウー・ジンイエンさんは目で語ることが出来る素晴らしい表現力の持ち主❤
といった声が上がっており、そのクオリティの高さがうかがえます。
料理の調理過程の音までこだわり抜かれている点も、食欲をそそる「飯テロドラマ」として好評です。
一方で、一部の視聴者からは、物語の骨格が『瓔珞』と似ている部分があるという意見や、
中盤の宮中での権力闘争の展開が少しゆっくりに感じられるといった感想も見受けられます。
とはいえ、映像美や美食、そして主演二人の化学反応を重視する視聴者にとっては、
満足度の高い作品であると考えられます。
中国ドラマ尚食(しょうしょく)のあらすじを徹底解説
- 序盤からのあらすじネタバレ
- あらすじ 最終回の衝撃的な結末
- 物語の見どころと史実との違い
- 瓔珞ファン必見の共通点
- 総括:中国ドラマ尚食(しょうしょく)のあらすじ
序盤のあらすじ(ここからネタバレ注意!)
物語は、料理人になることを夢見る少女・姚子衿が、宮中の食事を司る「尚食局」の新人女官を選ぶ試験に挑む場面から始まります。
彼女はそこで類まれなる料理の才能と機転を発揮し、見事首位に選ばれますが、下っ端として尚食局でのキャリアをスタートさせることになります。
そんな中、姚子衿は皇太孫・朱瞻基の書斎に食事を届ける役目を任され、運命的な出会いを果たします。
当初は皇太孫としての威厳を保とうとする朱瞻基でしたが、姚子衿が作る心のこもった料理と、彼女の聡明で天真爛漫な人柄に次第に惹かれていきます。
しかし、姚子衿には宮廷に入った秘められた目的があり、二人の恋は一筋縄ではいきません。
序盤の物語は、姚子衿がライバルたちと切磋琢磨しながら料理の腕で道を切り拓き、
同時に宮中で渦巻く様々な陰謀に立ち向かっていく、爽快なサクセスストーリーとして展開していきます。
全話あらすじ
第1話
選抜試験で頭角を現した姚子衿は、宮廷料理人への道を歩み始める。皇太孫・朱瞻基との運命的な出会いが描かれる。
明の時代、尚食局の掌膳選抜試験に挑む少女・姚子衿は、機転を利かせて見事な料理を作り、周囲の注目を浴びる。その試験の場で彼女は皇太孫・朱瞻基と出会い、後の波乱に満ちた宮廷生活の幕が上がる。
第2話
皇太孫のために工夫した料理を作る姚子衿。彼女の技が再び評価されるが、嫉妬も招く。
宮廷内で食事が進まない皇太孫のため、姚子衿は知恵を絞って特別な菜食料理を考案し、再びその才能を認められる。しかし、その輝きは他の宮女たちの嫉妬や対立も呼び、宮廷ならではの複雑な人間関係が表面化していく。
第3話
禁肉令の中で、斬新な素食料理が求められる。三人の宮女たちは料理の腕を競い合う。
宮中では肉を使うことが禁じられた中で、姚子衿をはじめとした三人の宮女は、それぞれ工夫を凝らした素食料理を作り出し、互いに切磋琢磨して成長していく。彼女たちの努力と創意工夫が、尚食局での存在感をますます高めていく。
第4話
火災事件の調査で宮廷に緊張が走る。姚子衿はその知恵で難局を切り抜ける。
宮中の火災事件がきっかけで、錦衣衛による厳しい取り調べが行われることになり、尚食局にも影が差す。姚子衿は持ち前の機転と勇気で疑いを晴らし、さらに朱瞻基との信頼も深めていく。
第5話
宮廷での試練が続く中、姚子衿と朱瞻基の距離が縮まる。秘密や裏切りが交錯する。
料理を通じて接近する姚子衿と朱瞻基の間には、周囲の陰謀や仲間たちの裏切りも絡み合い、複雑な関係が浮かび上がる。
宮中で生き抜くため、それぞれが自分の信念を問われる展開となる。
第6話
典膳選抜を巡り、宮女たちの競争が激化する。姚子衿は新たな陰謀に巻き込まれる。
典膳選出の場で料理の腕を振るう姚子衿は、見事な成果を上げて上司から評価を受ける。しかし、宮廷内の権力争いと陰謀が彼女の前に立ちはだかり、次なる試練が始まる。
第7話
火災事件の余波が宮廷全体に広がる。朱瞻基と父との関係も描かれる。
火災事件の責任や真相を巡る動きの中で、朱瞻基は父親との距離や家族の絆について悩み始める。姚子衿や尚食局の仲間たちも、それぞれの立場で揺れ動く。
第8話
蘇月華と殷紫萍も腕を上げ、三人のライバル関係が色濃くなる。尚食局の地位争いも激しくなる。
宮女たちそれぞれが持ち味を発揮し、特に蘇月華と殷紫萍も目覚ましい成長を遂げる。彼女たちの料理対決は日々白熱し、尚食局の中での地位や将来をかけた争いは一層激しくなっていく。
第9話
宮女としての誇りや友情、嫉妬が交錯する。尚食局内の対立が表面化する。
同じ夢を追う宮女たちは、互いに助け合いながらも、時に妬みや対立に心が揺れる。各自の矜持が試され、尚食局の空気は緊張を帯びていく。
第10話
除夜の宴の準備で忙しくなる尚食局。朱瞻基は姚子衿に特別な思いを寄せる。
新年を祝う盛大な宴のため、尚食局は総力を挙げて料理の準備を進める。その中で朱瞻基は姚子衿の働きぶりに感銘を受け、彼女への気持ちが徐々に強くなっていく。
第11話
新年の宴で姚子衿の腕前がさらに評価される。宮廷に和やかな雰囲気が広がる。
大切な節目となる宴で、姚子衿が工夫を凝らした料理が高い評価を得て、尚食局全体の士気も高まる。華やかな料理の数々が宮廷に温かな空気をもたらす。
第12話
姚子衿が怪我をするが、朱瞻基の気遣いで回復する。ふたりの距離が縮まる。
料理中の事故で怪我を負った姚子衿だったが、朱瞻基の心のこもった手配で必要な薬が届けられる。互いを思いやる気持ちが、ふたりの絆を少しずつ深めていく。
第13話
宮廷の料理対決で姚子衿が活躍する。胡桃を使った一皿が勝敗を分ける。
難題を課された料理対決の場面で、姚子衿は胡桃を使った工夫で勝利をつかむ。その創造性と粘り強さが、彼女の評価をさらに高める結果となる。
第14話
姚子衿の素性に関わる秘密が明かされ始める。鳳凰佩の謎が物語を動かす。
古いペンダント「鳳凰佩」に隠された秘密が、姚子衿の過去や出生の謎に繋がり始める。彼女自身も知らなかった真実が、徐々に明るみに出ていく。
第15話
宮廷に妊娠の噂が広がり、関係者が動揺する。皇后と郭貴妃の対立が深まる。
妊娠を巡る疑惑が宮廷内でささやかれ、姚子衿たち尚食局の宮女も渦中に巻き込まれる。皇后と郭貴妃の思惑がぶつかり、宮廷の空気は一層張りつめていく。
第16話
皇后と郭貴妃の薬を巡る争いが尚食局に波及する。姚子衿の判断力が試される。
薬の調合や健康管理に絡む事件が起こり、尚食局もその対応を迫られる。姚子衿は難題に直面しながらも、仲間たちと協力して局面を乗り越えようと奮闘する。
第17話
名画を料理で再現する催しが開かれる。宮廷の宴が華やかに盛り上がる。
尚食局の宮女たちは有名な絵画をテーマに料理を作り、見た目も味も競い合う。芸術と食の融合で、宮廷の宴は一層華やかに彩られる。
第18話
西苑で大宴が催される。新たな人間関係が動き出す。
宮廷の外にある西苑で豪華な宴が開かれ、いつもと違う舞台で人々の本音や新しい交流が生まれる。各々の立場や感情にも微妙な変化が訪れる。
第19話
郭貴妃の陰謀が明らかになり、尚食局が巻き込まれる。姚子衿は苦境に立たされる。
宮廷内で権力争いが激化し、郭貴妃の巧妙な策略が姚子衿たち尚食局に影を落とす。
何度も困難に直面しながらも、姚子衿は正義と信念を貫こうとする。
第20話
郭貴妃の復権に貢献した姚子衿が昇進する。しかし宮廷の罠は深まっていく。
手柄をあげたことで一時的に出世を果たす姚子衿だが、
尚食局を巡る陰謀や権力争いは終わることなく、次なる困難が彼女を待ち受ける。
第21話
権力者たちの思惑が錯綜する中、姚子衿は選択を迫られる。真実を追い求める姿勢が描かれる。
錦衣衛や高官たちの動きが激しくなり、尚食局を巻き込んだ大きな事件が起こる。姚子衿は誠実さと勇気で、自分が進むべき道を選び取ろうとする。
第22話
上元節の宴で再び料理対決が行われる。姚子衿は窮地に追い込まれる。
元宵節の華やかな宴席で、姚子衿は他の宮女と腕を競い合うが、様々な妨害や試練が待ち受けていた。彼女は機転と努力で次々と難題を乗り越えていく。
第23話
朱瞻基が姚子衿に想いを告白する。二人の心はすれ違う。
互いに想いを寄せていながらも、宮廷のしがらみや秘密によって心を通わせることができず、
ふたりの関係は複雑さを増していく。
第24話
すれ違いから二人の距離が広がる。宮廷の陰謀がさらに深まる。
姚子衿と朱瞻基の間に誤解が生まれ、互いに近づきたいのに離れていく。
一方、宮廷では新たな策略が渦巻き、物語はさらに緊張感を帯びていく。
第25話
権力争いの中、姚子衿は信念を試される。さまざまな思惑が交錯する。
権力を巡る者たちの駆け引きが激化し、姚子衿は尚食局や仲間たちを守るために奔走する。
それぞれの思惑が交差し、宮廷は一層混沌としていく。
第26話
別れの麺が登場し、悲しみが広がる。関係の変化が描かれる。
姚子衿が心を込めて作った「麺」は、登場人物たちの悲しみや別れの象徴となる。
大切な人との距離や関係が大きく動いていくエピソードとなる。
第27話
牡丹会という宮廷の催しで姚子衿が注目を集める。彼女の存在感が増す。
華やかな牡丹会の場で、姚子衿の才能が存分に発揮され、周囲の評価がますます高まる。
彼女の前向きな姿勢が、周囲にも大きな影響を与える。
第28話
陰謀やスキャンダルが隠蔽される。姚子衿は真実を探ろうとする。
尚食局や宮廷での隠蔽工作が明るみに出て、姚子衿は危険を冒しながらも真相を突き止めようと行動する。
真実への探究心が、彼女を新たな局面へと導く。
第29話
逆境に立たされた姚子衿が再起を目指す。粘り強さが描かれる。
困難や絶望的な状況に追い込まれた姚子衿だったが、決して諦めず、
何度でも立ち上がる姿勢を見せる。その強さが周囲の人々にも希望を与えていく。
第30話
中秋節の宴で人々の思いが交錯する。決意が固まる。
美しい月の下で催された中秋節の宴では、それぞれが自分の願いや決意を胸に、
新たな一歩を踏み出す。静かな夜に、人間関係にも新たな変化が訪れる。
第31話~第39話
権力争いや愛の確信が物語を加速させる。尚食局の未来が問われる。
物語はいよいよクライマックスを迎え、宮廷の権力闘争や登場人物たちの愛と絆が複雑に絡み合っていく。
姚子衿は料理人として、また一人の女性として、大きな決断と成長を遂げていく。
第40話(最終話)
漢王の謀反が発覚し、朱瞻基が真実に立ち向かう。宮廷の秩序が戻り、姚子衿は皇后への道を歩む。
宮廷の大きな危機である漢王の謀反が明るみに出る中、朱瞻基は叔父たちと対峙し、事件の黒幕である朱瞻禮を暴くことに成功する。
混乱が収まった後、姚子衿は尚食局の頂点に立ち、皇后への新たな道を歩み出すのだった。
あらすじ 最終回の衝撃的な結末
最終回である第40話では、それまで水面下で進んでいた宮廷最大の陰謀が頂点に達し、主人公たちの未来を決定づける出来事が描かれます。
物語のクライマックスは、朱瞻基の叔父である漢王・朱高煦(しゅこうく)が起こす謀反です。
朱瞻基は事前にその動きを察知しており、見事にこれを鎮圧します。
そして、この謀反の裏で糸を引いていた黒幕が、朱高煦の息子であり、姚子衿に密かな想いを寄せていた錦衣衛の游一帆(ゆういつはん)、本名・朱瞻礼(しゅせんれい)であったことを突き止めます。
全ての騒乱が収まった後、宮廷に平和が戻ります。
朱瞻基は皇帝としての地位を確固たるものにし、彼の愛した姚子衿は、その才能と徳を認められて皇后の位へと上り詰めます。
二人が公私における最高のパートナーとして、明の未来を支えていくことを示唆する形で、壮大な物語は幕を閉じるのです。
物語の見どころと史実との違い
本作の最大の魅力は、細部までこだわり抜いて再現された宮廷料理の数々と、
史実をベースにしながらも大胆な脚色を加えたドラマティックな物語構成にあります。
圧巻の宮廷料理の再現
このドラマを語る上で、料理の存在は欠かせません。
制作チームは、中国トップクラスの料理監修者や料理人たちを現場に迎え、600年前の文献を頼りに1,000を超える美食の数々をすべて本物の食材で再現しました。
料理を盛り付ける器も、陶磁器の名産地である景徳鎮などに特注した一級品を使用するなど、
そのこだわりは徹底しています。
視覚と聴覚で楽しむ、まさに五感で味わうエンターテインメントと言えます。
史実とフィクションの融合
前述の通り、物語の中心人物である朱瞻基(後の宣徳帝)と姚子衿のモデル(孝恭章皇后)は実在の人物です。また、舞台となる尚食局も明代に存在した機関でした。
一方で、ヒロインである姚子衿が庶民の出身で、料理人として皇太孫と出会うという設定や、
尚食局内での女官同士の嫉妬、宮中で繰り広げられる詳細な権力闘争などは、物語を面白くするためのフィクションです。
この史実と創作の巧みな融合が、歴史ファンからドラマファンまで、幅広い層が楽しめる作品にしている鍵となっています。
瓔珞ファン必見の共通点
『尚食』は、世界的大ヒットを記録した『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』のファンであれば、見逃すことのできない作品です。
その最大の理由は、プロデューサーのユー・ジョンをはじめとする制作チームと、主演のウー・ジンイエンとシュー・カイが再集結している点にあります。
『瓔珞』では、愛し合いながらも結ばれることのなかった悲恋のカップル(魏瓔珞と傅恒)として視聴者の心を掴んだ二人が、
本作ではどのような恋模様を繰り広げ、どんな結末を迎えるのかは、大きな見どころの一つです。
BS11の
— 🌻noa🌻 (@_kaikai_0305) May 21, 2025
『瓔珞』から『尚食』への流れが素敵すぎる💖💖 pic.twitter.com/JYQszQxWSN
また、『瓔珞』同様、リアルさを追求した壮麗な衣装や美術セットも健在です。
80名を超えるスタッフが手作りで制作したという衣装や、紫禁城の壁を数か月かけて再塗装したというセットなど、細部にまで宿るこだわりが、物語への没入感を一層高めています。
したがって、『瓔珞』で描かれた世界観や俳優たちの演技に魅了されたファンであれば、
本作も楽しめる要素が満載です。
総括:中国ドラマ尚食(しょうしょく)のあらすじ
- 尚食は明代の宮廷料理を司る女官の職名
- 物語の舞台は15世紀の明朝・永楽帝の時代
- ヒロイン姚子衿が料理の腕で出世していく物語
- 皇太孫・朱瞻基との身分差の恋も大きな見どころ
- 主演はウー・ジンイエンとシュー・カイ
- 大ヒット作『瓔珞』の制作陣とキャストが再集結
- ヒロインのモデルは実在の孝恭章皇后
- 皇太孫のモデルは後の第5代皇帝・宣徳帝
- ドラマは全40話で構成されている
- 1,000を超える美食が忠実に再現されている
- 衣装やセットのリアルな作り込みも魅力
- 最終回では叔父の謀反とその黒幕が判明する
- 姚子衿は皇后となり朱瞻基と結ばれる
- 史実とフィクションが巧みに融合されている
- BS11・MXTVで放送中
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