山河令のキャストと相関図を徹底解説!

山河令のキャストと相関図を徹底解説! 秋の叙情

中国ブロマンス時代劇の金字塔として、多くのファンを魅了した山河令。

複雑な人間関係や深い物語に没入する中で、キャスト一覧や登場人物の死亡理由、キャスト年齢、さらには作品にまつわる炎上や続編の可能性、キスシーンの有無、そして原作との関連性まで、気になる点は少なくないでしょう。

特に、個性的なキャラクターである蠍王や、物語の鍵を握る子役、長明山の剣仙こと葉白衣についても知りたいと感じている方がいらっしゃるかもしれません。

この記事でわかること
  • 主要キャストとその関係性が明確になる
  • 物語の重要なターニングポイントが理解できる
  • 作品を巡る背景や関連情報が把握できる
  • 「山河令」の全体像をより深く楽しめる
著者プロフィール
この記事を書いた人
テンテン

キョンシーから始まった中華沼の住人。Webライター。
夫(中国人)との会話で日々アップデートされる、リアルな情報と熱い感想をお届けします!

「山河令」のキャストと相関図を徹底解説

  • 主要キャスト 一覧
  • 温客行と周子舒の原作小説「天涯客」との違い
  • 蠍王の人物像
  • 葉白衣の登場と役割
  • 張成嶺役の子役は誰?
  • キャストの年齢を調査

主要キャスト 一覧

「山河令」には、魅力的なキャラクターを演じる多くのキャストが登場します。物語の中心となるのは、暗殺組織「天窗」の元首領である周子舒と、謎多き貴公子・温客行です。

役名俳優名役割/特徴
周子舒(ジョウ・ズーシュー)チャン・ジャーハン天窗の元首領、武術の達人
温客行(ウェン・コーシン)ゴン・ジュン謎の貴公子、周子舒に執着
張成嶺(ジャン・チョンリン)スン・シールン鏡湖派の生き残り、周子舒の弟子になる
顧湘(グー・シアン)ジョウ・イエ温客行の侍女、曹蔚寧と恋仲に
曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン)マー・ウンユエン清風剣派の弟子、顧湘の恋人
葉白衣(イエ・バイイー)ホアン・ヨウミン長明山の剣仙、不老不死の体を持つ
蠍王(シエワン)リー・ダイクン暗殺集団・毒蠍の首領
趙敬(ジャオ・ジン)ワン・ルオリン湖盟の掌門、物語の黒幕
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©Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd.

温客行と周子舒の原作小説「天涯客」との違い

「山河令」は、PriestによるBL小説「天涯客」を原作としていますが、ドラマ化に際してはいくつかの重要な変更が加えられています。

これは、中国の検閲制度を考慮し、より広範な視聴者に受け入れられるよう調整されたためです。

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参考:華流知己禄

ドラマ版と原作版の主な相違点

最も顕著な違いは、男性同士の恋愛描写がブロマンスとして表現されている点です。原作ではより直接的な描写がある一方で、ドラマでは温客行周子舒の深い絆や感情の機微を、詩的なセリフ回しや隠喩表現、繊細な演出を通して示しています。

また、登場人物の背景やストーリーラインにも変更が見られます。例えば、温客行周子舒が幼い頃に師兄弟であったという設定はドラマ独自のもので、これにより彼らの関係性がより深く、運命的なものとして描かれています。

さらに、物語の展開にも違いがあります。毒蠍の四大刺客や鬼谷の一部の悪鬼はドラマオリジナルのキャラクターです。

蠍王の人物像

蠍王は、暗殺集団「毒蠍」の首領であり、物語の中で重要な役割を担うキャラクターです。

彼は妖しくも美しい容姿を持ち、冷酷な刺客たちを率いています。一方で、義父である趙敬に対しては忠実で、彼の愛情を求める健気な一面も持ち合わせています。

本来は非常に有能な人物ですが、趙敬の愛を独占しようと他の養子を排除したり、趙敬に裏切られた疑念から葛藤したりと、複雑な内面が描かれています。彼の行動は物語の進行に大きく影響を与え、視聴者に強い印象を残しました。例えば、温客行と協力関係を結び趙敬を追い詰める場面など、彼の存在は物語の行く末を左右するものでした。

葉白衣(イエバイイー)の登場と役割

葉白衣は、長明山に住む剣仙であり、不老長寿の体を持つ伝説的な人物です。物語の後半で登場し、周子舒や温客行と深く関わっていくことになります。彼は仙人のような存在でありながら、非常に人間的な感情も持ち合わせており、特に温客行とは舌戦を繰り広げるなど、ユニークな関係性が描かれています。

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画像出典 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd.

彼の登場は、物語の核心に迫る重要な情報をもたらし、特に周子舒の余命や温客行の過去に関する真実を明らかにする上で欠かせません。彼は強大な武術の持ち主であるため、主人公たちの窮地を救うこともあります。

張成嶺役(ジャン・チョンリン)の子役は誰?

張成嶺役(ジャン・チョンリン)を演じたのは、スン・シールンさんです。彼は2005年生まれで、2014年の子供番組出演をきっかけに芸能界入りし、子役として活躍してきました。

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「山河令」©Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd.

「山河令」では、鏡湖派の三男として登場し、物語の序盤で家族を失い、周子舒に保護されます。

当初は弱虫な性格でしたが、周子舒の弟子となり、温客行に見守られながら成長していく姿が描かれています。彼の成長は物語の大きな見どころの一つであり、視聴者に感動を与えました。

キャストの年齢を調査

「山河令」の主要キャストたちの生年月日と、ドラマ撮影時の年齢は以下の通りです。

役名俳優名生年月日ドラマ撮影時(2020年頃)の年齢
周子舒チャン・ジャーハン1991年5月11日28~29歳
温客行ゴン・ジュン1992年11月29日27~28歳
張成嶺スン・シールン2005年1月10日15歳
顧湘ジョウ・イエ1998年5月20日21~22歳
曹蔚寧マー・ウンユエン1996年9月10日23~24歳
葉白衣ホアン・ヨウミン1986年4月15日33~34歳
蠍王リー・ダイクン1992年7月4日27~28歳

このように、若手俳優が多く起用されており、彼らが作品に若々しさと活気を与えていることがわかります。

「山河令」:キャストが織りなす人間関係と相関図

  • 温客行と周子舒のキスシーンは?
  • 登場人物たちの死亡 理由
  • 「山河令」の炎上騒動とは
  • 「山河令」の続編は?

温客行と周子舒のキスシーンは?

「山河令」はブロマンスとして制作されているため、温客行周子舒の間に明確なキスシーンは描かれていません。しかし、彼らの関係性は非常に親密で、言葉や仕草、演出を通して深い絆や愛情が表現されています。

直接的な描写を補う詩的な演出

中国のドラマでは、BL(ボーイズラブ)要素が直接的に描かれることが規制によって難しい場合があります。そのため、「山河令」では、温客行周子舒の感情的な繋がりを、詩的なセリフ回しや隠喩表現、そして繊細なカメラワークで示しています。視聴者は、二人の間に流れる空気感や、互いを見つめる視線、そして時に交わされる含みのある言葉から、強い信頼関係と愛情を感じ取ることができます。

示唆的な愛情表現が見られる話数

直接的なキスシーンはないものの、二人の関係性の深さを示す象徴的な場面は複数存在します。

第6話:水辺での交流

素顔を現した周子舒温客行が水辺で過ごすシーンでは、互いに水をかけ合ったり、周子舒の頬を水滴が伝う様子が美しく描かれています。この場面は、二人の距離が縮まり、無邪気に戯れる親密さが感じられるでしょう。

第9話:展望台での会話

温客行周子舒を誘って、景色が良い場所で語り合うシーンです。「親友と出会い共に生きるなんて素晴らしい」といった内容の会話が交わされ、互いへの深い想いが示唆されます。

第12話:名前を呼び合う場面

二人が見つめ合い、お互いの名前を呼び合って戯れるシーンです。「ただ生きて、太陽の光を浴びて、自分の名前を呼んでくれる人がいる、それだけで素晴らしい」という周子舒の言葉と共に、酒を酌み交わす姿は、まさに相思相愛の関係を示していると言えます。

第18話:助け起こす甘えた仕草

敵から逃れる中で周子舒が地面に転がった際、温客行が手を差し伸べると、周子舒が甘えるように「起こして」と懇願します。この場面は、周子舒温客行に心から気を許していることを示す、非常に印象的なシーンです。

第24話:パジャマ姿での告白

周子舒が自身の過去や弱さを泣きながら温客行に打ち明けるシーンです。隣に敷かれた布団で、パジャマ姿で語り合う様子は、二人の間に壁がなく、心から信頼し合っている関係性が描かれています。

第27話:命をかけた共闘

相手を助けるためなら自らの命も惜しまないという温客行周子舒の姿が描かれます。また、戦闘後に周子舒が再び「起こして」と温客行に甘える場面も登場します。

これらのシーンは、直接的なキスがなくとも、温客行周子舒の間に存在するかけがえのない絆と愛情を深く示しており、多くの視聴者に感動を与えました。

登場人物たちの死亡 理由

「山河令」の物語では、武庫の鍵「琉璃甲」をめぐる争いが激化する中で、多くの登場人物が命を落とします。その死亡理由の多くは、裏切りや陰謀、そして復讐といった江湖の闇に起因しています。

物語の序盤で、鏡湖派の掌門である張玉森とその家族が襲撃され、張成嶺を残して全員が死亡します。

これは琉璃甲を狙う者たちの仕業でした。また、温客行の両親も過去の陰謀に巻き込まれて命を落としており、これが温客行が江湖を混乱に陥れる復讐の動機となります。

他にも、五湖盟の盟主である高崇や、温客行の侍女である顧湘も、物語の終盤で悲劇的な最期を迎えます。顧湘の死亡は特に視聴者に大きな衝撃を与え、その後の物語展開に大きな影響を与えました。

このように、登場人物たちの死亡は単なる犠牲ではなく、物語の重要な転換点として機能しています。

「山河令」の炎上騒動とは

「山河令」は中国国内外で大きな人気を博しましたが、その影で主演俳優の一人、チャン・ジャーハンさんの個人的な行動が原因で炎上騒動が起こりました。これは単なる批判にとどまらず、彼の芸能活動休止にまで発展する深刻な事態でした。

靖国神社訪問にまつわる問題

この騒動の中心となったのは、チャン・ジャーハンさんが過去に日本の靖国神社を訪問し、そこで撮影した写真がSNS上に拡散されたことです。

靖国神社は、第二次世界大戦中の日本の軍国主義と深く結びついているため、中国では非常にデリケートな場所として認識されています。

多くの中国人にとって、靖国神社への参拝やそこで写真を撮る行為は、日本の軍国主義を肯定し、戦争の歴史を軽視するものと受け取られます。

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四季彩々イメージ

チャン・ジャーハンさんの行動は、中国のインターネット上で瞬く間に広がり、

「国家を侮辱した」

「歴史を忘れた」

といった激しい批判にさらされました。彼のファンの中からも失望の声が上がり、企業は彼との契約を次々に解除する事態となりました。

騒動が作品に与えた影響

この問題は、作品自体の評価とは別に、主演俳優の不適切な行動が作品のイメージにも影響を与える可能性を示しました。

しかし、前述の通り、「山河令」そのものの質の高さや、共演したゴン・ジュンさんをはじめとする他のキャストの熱演は高く評価され続けました。

ドラマのファンは、俳優個人の問題と作品自体を切り離して捉えようとする動きも見られましたが
、この騒動が中国エンターテインメント業界における歴史認識や公共の場での言動の重要性を改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう。

「山河令」の続編は?

「山河令」の放送終了後、多くのファンから続編を望む声が上がりました。しかし、現時点では公式な続編の制作は発表されていません。

ドラマは一応の完結を迎えていますが、一部のファンはアナザーエンディング(彩蛋)の存在から、さらなる物語の可能性を期待しています。

アナザーエンディングは、本編の最終話のその後を描いた短編で、ハッピーエンドを匂わせる内容になっています。

これが続編への布石となる可能性もゼロではありませんが、あくまで追加エピソードとして制作されたものです。中国ドラマの続編は制作体制や俳優のスケジュールなど、さまざまな要因が絡むため、実現は容易ではありません。

したがって、現状では続編の具体的な計画はないと言えるでしょう。

「山河令」キャスト 相関図まとめ

  • 「山河令」はブロマンス時代劇として大ヒットを記録
  • 主要キャストはチャン・ジャーハン演じる周子舒とゴン・ジュン演じる温客行
  • 相関図は二人の関係性を軸に多くの個性的なキャラクターが絡み合う
  • 原作小説「天涯客」はBL作品であり、ドラマはブロマンスとして描写を調整
  • 蠍王は妖しい魅力を放つ毒蠍の首領で、義父の趙敬への愛憎が物語を深める
  • 葉白衣は伝説の剣仙として登場し、物語の真実を明らかにする鍵を握る
  • 張成嶺役の子役はスン・シールンで、彼の成長が物語の重要な要素となる
  • 主要キャストの年齢は20代後半が多く、若手俳優たちの熱演が際立つ
  • 温客行と周子舒の間に直接的なキスシーンはないものの、深い絆が描かれている
  • 多くの登場人物が琉璃甲をめぐる争いや陰謀の中で命を落とす
  • チャン・ジャーハンさんの過去の行動により一部で炎上騒動が発生した
  • 公式な続編の発表は現時点ではないものの、ファンからは期待の声が上がっている

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