中国ドラマ「琅琊榜(ろうやぼう)」、一度観始めたら止まらない、その魅力にハマってしまった方も多いのではないでしょうか。
壮大なストーリーと緻密な人間ドラマに、心を鷲掴みにされますよね
琅琊榜(ろうやぼう)の世界にはまったら、
琅琊榜の原題は何?
そもそも琅琊、琅琊榜とはどういう意味?
といった素朴な疑問も湧いてきますよね。
また、物語の核心に触れる琅琊榜の梅長蘇(ばいちょうそ)の正体は?という最大の謎や、人気の護衛・飛流(ひりゅう)のその後についても気になるところです。

テンテン
まだ観ていない方はヒロインはだれか、気になるところですね
この記事では、物語のあらすじを全話網羅しつつ、登場人物のキャストや複雑な相関図を分かりやすく解説します。
さらに、多くの方が気になっている続編についても触れ、琅琊榜(ろうやぼう)2のキャストや琅琊榜(ろうやぼう)3のあらすじ、
そして琅琊榜(ろうやぼう)3のキャストは?といった疑問にもお答えします!
続編のヒロインであるりんしん役の女優さんや、1と2の相関図の違い、2の相関図の詳細まで、
あなたの「知りたい!」に寄り添って、深く掘り下げていきますね。
- 「琅琊榜」のタイトルの意味や物語の全体像
- 主要な登場人物と演じるキャスト、複雑な人間関係
- 主人公・梅長蘇の正体と彼の目的
- 続編のあらすじやキャスト、第1作との繋がり
中国ドラマ琅琊榜(ろうやぼう)のキャストと相関図を解説
- 琅琊榜(ろうやぼう)の原題は?
- 「琅琊榜」とはどういう意味ですか?
- あらすじを全話わかりやすく紹介
- 物語を彩る主要キャスト一覧
- 複雑な人間関係がわかる相関図
- 琅琊榜の梅長蘇の正体は?
琅琊榜(ろうやぼう)の原題は?
中国ドラマ「琅琊榜」の原題は、中国語でも同じ『琅琊榜』と表記されます。
ちなみに、英語圏では『Nirvana in Fire』というタイトルで知られています。
「Nirvana」は仏教における「涅槃(ねはん)」を意味し、煩悩が消えた悟りの境地を表す言葉です。
これは、主人公・梅長蘇が過酷な運命の末に、私怨を超えた大義を成し遂げようとする崇高な精神性を象徴しているのかもしれませんね。
日本語のタイトルは、原題の響きと意味を大切にしながら、物語の魅力を伝える工夫が感じられます。
「琅琊榜」とはどういう意味ですか?
「琅琊榜」という言葉は、物語の世界で非常に重要な役割を持つキーワードです。これは、二つの言葉から成り立っています。
琅琊(ろうや)
「琅琊」は、もともと中国に実在した古い地名です。
山東省にある景色の美しい場所で、秦の始皇帝が石碑を建てたことでも知られています。

物語の中では、この名前を持つ「琅琊閣(ろうやかく)」という謎に包まれた情報組織が登場します。
琅琊榜(ろうやぼう)
「琅琊榜」の「榜」は、日本語で言う「番付」や「ランキング」を意味します。
つまり「琅琊榜」とは、
情報組織である琅琊閣が毎年発表する、様々な分野のランキングリスト全体を指す言葉
なのです。
物語の冒頭で重要となる「麒麟の才子を得た者が天下を得る」という情報は、この琅琊閣からもたらされたものです。
このように、「琅琊榜」は単なるランキングではなく、国の運命さえも左右するほどの影響力を持っているのですね。
あらすじを全話わかりやすく紹介
この物語の根幹に流れているのは、壮絶な運命を背負った一人の男による復讐劇です。
ただ、単純な憎しみからくるものではなく、そこには国への忠誠や、かつての仲間との熱い絆、そして譲れない信念が複雑に絡み合っています。

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知略と知略がぶつかり合う極上のサスペンスでありながら、登場人物たちの心の機微に涙する、重厚な人間ドラマといえるでしょう。
第1話「麒麟の才子」あらすじ
舞台は、皇帝の後継者争いで国が揺れる「梁」。
対立する皇太子と誉王(よおう)のもとに、「“麒麟の才子”を得た者が天下を制す」という謎の情報組織「琅琊閣」からの言葉が届きます。
両者はすぐさま、その才子である梅長蘇(ばいちょうそ)の争奪戦を始めました。
一方、当の梅長蘇は「蘇哲(そてつ)」と名を変え、都で静かに療養生活を送ります。

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彼は、女将軍・霓凰(げいおう)の婿選びを巡る都の騒動を横目に、
両陣営からの誘いを静かに受け流していました。
彼が一体誰に味方し、どう動くのか。全ては謎に包まれたまま、壮大な物語は幕を開けます。
この先のあらすじは、物語の結末に触れる重大なネタバレを含みます。未視聴の方は、ご自身の判断でお読みください。
第2話「若き麒麟」
穆霓凰(ぼくげいおう)郡主の婿選びを巡り、北燕の猛者・百里奇(ひゃくりき)に都の猛者たちが歯が立たない中、梅長蘇(ばいちょうそ)は静かに策を練ります。
彼はなんと、掖幽庭(えきゆうてい)にいる3人の子供たちを数日鍛えるだけで百里奇を破れると進言。
その策を、協力を求めてきた靖王(せいおう)に授けるのでした。
第3話「候補者たち」
梅長蘇の策は見事に成功し、子供たちは百里奇を打ち負かします。
実はこれは、梅長蘇が百里奇本人と裏で手を組んだ策略でした。
これにより、霓凰は望まぬ結婚を避けられ、梅長蘇の名声は一気に高まります。
皇太子と誉王(よおう)は、ますます彼を自陣営に引き込もうと躍起になるのでした。
第4話「決意の時」
霓凰は、梅長蘇の知略にかつての許嫁・林殊(りんしゅ)の面影を感じ、彼の正体を疑い始めます。
一方、梅長蘇はついに決意を固め、誉王の誘いに乗り、彼の策士として表舞台に登場します。
しかし、それは誉王を利用し、皇太子派と潰し合わせるための壮大な計画の始まりでした。
第5話「謎の屋敷」
梅長蘇は、皇太子派の戸部尚書・楼之敬(ろうしけい)が関わる「蘭園(らんえん)殺人事件」の噂を都に広めます。
彼は怪しい屋敷として知られる蘭園をわざと購入。
これにより事件が公になり、何も知らない誉王は、皇太子派を攻撃する好機だと喜びます。
第6話「首級」
蘭園の井戸から大量の白骨が見つかり、事件は京兆尹(けいちょういん)の手に渡ります。
しかし、皇太子派の吏部尚書・謝玉(しゃぎょく)の妨害で、捜査は難航。梅長蘇は誉王を巧みに誘導し、この事件を皇帝の耳に入れることに成功。
皇帝は、靖王に捜査の協力を命じます。
第7話「2つの事件」
靖王と誉王の活躍で、蘭園事件の真相が暴かれ、戸部尚書が失脚します。
同時に、皇太子と誉王が土地を巡って争っていた「濱州侵奪事件」も、梅長蘇の采配で誉王に軍配が上がります。
立て続けに手柄を立てた誉王は、梅長蘇への信頼をさらに深めていきました。
第8話「慶国公」
梅長蘇の次の標的は、皇太子派の重鎮・慶国公(けいこくこう)でした。
彼は、慶国公が起こした不正を暴くため、苦しめられていた老婆たちに訴訟を起こさせます。
靖王はこの訴えを真摯に受け止め、裁きの場で慶国公と真っ向から対立します。
第9話「麒麟の正体」
慶国公の裁判を巡り、靖王は皇太子派の圧力を受けますが、決して屈しません。
梅長蘇は裏で証拠を集め、誉王を通じて皇帝に提出。
結果、慶国公は爵位を剥奪されます。
靖王は、梅長蘇の冷徹な策謀に不信感を抱きつつも、その能力を認めざるを得ませんでした。
第10話「年越しの夜」
年越しの夜、梅長蘇は腕利きの暗殺者・卓鼎風(たくていふう)に命を狙われます。
護衛の飛流(ひりゅう)と禁軍大統領・蒙摯(もうし)が駆けつけ事なきを得ますが、梅長蘇は暗殺を指示したのが皇太子派の謝玉だと見抜いていました。
第11話「招かれざる客」
新年、霓凰が梅長蘇の屋敷を訪れ、彼が林殊ではないかと問い詰めます。
梅長蘇は必死に否定しますが、霓凰の疑いは確信に変わっていきます。
一方、静嬪(せいひん)は息子の靖王から梅長蘇の話を聞き、その只者ではない様子に興味を抱き始めます。
第12話「誕生日の宴」
謝玉の息子・謝弼(しゃひつ)が、梅長蘇を自邸の宴に招待します。
その宴には、蕭景睿(しょうけいえい)と、彼のもう一人の父である卓家の面々もいました。
実は景睿は、謝家と卓家の間に生まれた、複雑な出生の秘密を抱えていたのです。
第13話「窮地の郡主」
郡主の帰還を祝う宴で、皇太子の母・越貴妃(えつきひ)は、霓凰に「情絲繞(じょうしじょう)」という酒を飲ませ、司馬雷(しばらい)という男と無理やり関係を結ばせようとします。
それに気づいた梅長蘇は、靖王や皇后と連携し、絶体絶命の霓凰を救い出します。
第14話「母の復活」
霓凰を陥れようとした罪で、越貴妃は降格、皇太子も謹慎処分となります。
しかし、皇太子は母の助けを得て、わずか数ヶ月で復権。
この一件で、梅長蘇は敵のしぶとさを再認識し、より一層気を引き締めるのでした。
第15話「再起」
復権した皇太子派は、早速、梅長蘇が宗主を務める江左盟の傘下組織を潰しにかかります。
しかし、これも梅長蘇の想定内。 彼は逆にこれを利用し、皇太子派の資金源となっていた私炮坊(しほうぼう)の存在を突き止めます。
第16話「闇炮坊」
大晦日の夜、梅長蘇の計略により、皇太子が経営する闇炮坊で大爆発が起こります。
多くの犠牲者が出て、都はパニックに。 実は、この爆発をより大きなものにしたのは、漁夫の利を得ようとした誉王の仕業でした。
第17話「蘇先生の提案」
闇炮坊の件で皇太子は再び謹慎処分となり、その権威は大きく失墜します。
梅長蘇は、この機に乗じて靖王の存在感を高めるため、彼に災害救助の指揮を執らせるよう皇帝に進言します。
靖王の真摯な働きぶりは、民や役人から高い評価を得るのでした。
第18話「決死の救出」
靖王の評価が上がる一方、誉王は焦りを感じ始めます。 梅長蘇は、誉王を落ち着かせつつ、次の策として、皇太子派の懐刀である吏部尚書・何敬中(かけいちゅう)の息子に狙いを定めます。
第19話「罪なき罪人」
梅長蘇の策にハマった何敬中の息子が、妓楼で殺人を犯してしまいます。 吏部尚書は息子の罪を隠蔽しようとしますが、梅長蘇はそれを許しません。
この事件は、やがて吏部そのものの腐敗を暴くきっかけとなっていきます。
第20話「旧友」
靖王の母・静嬪は、梅長蘇が贈った書物から、彼の正体が林殊であると確信します。 彼女は誰にも告げず、陰ながら梅長蘇を支えることを決意。
一方、梅長蘇の前に、赤焔軍の元兵士である衛崢(えいそう)の情報を知る旧友が現れます。
第21話「皇位継承者」
吏部尚書のポストを巡り、皇太子派と誉王派が激しく争います。 梅長蘇は、両者が推薦する人物の不正を裏で暴き、最終的に靖王が推薦する清廉な人物を吏部尚書に就任させることに成功します。
第22話「生死の境」
息子の景睿の誕生日が近づく中、謝玉は梅長蘇を警戒し、彼を宴の席で暗殺しようと計画します。 しかし、梅長蘇はその動きを全て読んでいました。 彼は、この宴の席こそ、謝玉の全ての罪を暴く絶好の機会だと考え、壮大な罠を仕掛けます。
第23話「命懸けの告発」
景睿の誕生日当日。 宴の最中、南楚の皇女・宇文念(うぶんねん)が現れ、景睿が南楚の皇子であることを明かします。
さらに、宮羽(きゅうう)という妓女が、謝玉が自分の父親を殺したと告発。 宴は一瞬にして修羅場と化します。
第24話「決死の攻防」
誉王は兵を率いて謝玉の屋敷を包囲。 追い詰められた謝玉は、屋敷にいる者たちを皆殺しにしようとします。 激しい攻防の中、景睿は卓鼎風に斬られ重傷を負うなど、事態は大混乱に。
第25話「明かされた罪」
莅陽(りよう)長公主が、謝玉が赤焔軍を陥れた陰謀を記した手巾を手に、彼を説得。 ついに謝玉は投降し、12年前に彼が犯した罪が白日の下に晒されることになりました。
皇太子派は、この事件で決定的な打撃を受けます。
第26話「七珠親王」
謝玉の失脚により、皇太子は完全に力を失います。 空いた東宮の座を巡り、誉王が最有力候補となりますが、皇帝は靖王の存在も無視できなくなっていました。
靖王は七珠親王に昇格し、ついに誉王と肩を並べる存在になります。
第27話「執念の調査」
流刑となった謝玉を、梅長蘇は密かに訪ねます。 そして、赤焔事案のさらなる黒幕、懸鏡司(けんきょうし)の首領・夏江(かこう)の存在を謝玉から聞き出すことに成功。
これが、次なる戦いの始まりでした。
第28話「師弟の絆」
夏江の弟子である夏冬(かとう)は、夫・聶鋒(じょうほう)が赤焔軍の事件で亡くなったのは、林燮(りんしょう)のせいだと信じ、林家に恨みを抱いていました。
しかし、謝玉の事件をきっかけに、彼女は12年前の事件の真相に疑問を抱き始めます。
第29話「母の想い」
静嬪は、ついに梅長蘇と対面します。 彼女は彼を息子のように気遣い、梅長蘇もまた、彼女の優しさに心を慰められます。 この出会いをきっかけに、靖王も梅長蘇への態度を少しずつ軟化させていきました。
第30話「旧友との再会」
梅長蘇の故郷・廊州から、彼の幼馴染である藺晨(りんしん)がやってきます。 彼は名医でもあり、梅長蘇の体を心配します。
一方、都では、かつて赤焔軍に所属していた衛崢が、薬王谷にいるという情報が夏江の耳に入ります。
第31話「救出の策」
夏江は、靖王を陥れるため、衛崢を捕らえる計画を立てます。 衛崢は赤焔軍の副将であり、彼を助ければ靖王は謀反人の仲間と見なされてしまうからです。
梅長蘇は、これが罠だと知りつつも、靖王と衛崢を守るために動き出します。
第32話「決裂」
夏江の罠にかかり、衛崢は捕らえられてしまいます。 靖王は激昂し、危険を顧みず衛崢を救出しようとします。
梅長蘇は、今は動くべきではないと靖王を諌めますが、靖王は聞く耳を持ちません。 二人の間には、初めて決定的な亀裂が生じます。
第33話「天牢への潜入」
梅長蘇は病を押して、靖王を救うための策を練ります。 彼は誉王を利用し、懸鏡司から衛崢を奪還する計画を立てます。 誉王は、靖王を失脚させる好機と考え、この計画に乗るのでした。
第34話「最後の賭け」
梅長蘇たちの作戦は成功し、衛崢は無事に救出されます。 しかし、夏江は皇帝に、この事件の黒幕は靖王だと訴えます。 皇帝は激怒し、靖王を軟禁。 静嬪もまた、皇后によって苦しめられます。
第35話「逆転の兆し」
追い詰められた梅長蘇ですが、彼は最後の切り札を持っていました。 それは、皇帝が誉王の出生の秘密を隠しているという事実。
梅長蘇はこの情報を紀王(きおう)に伝え、皇帝を揺さぶることに成功します。
第36話「父子の対峙」
夏江は、梅長蘇こそが林殊であると皇帝に告げます。 皇帝は梅長蘇を御前に呼び出し、毒酒を飲ませようとしますが、梅長蘇は動じません。
そこに、紀王や蒙摯が現れ、夏江の嘘を暴きます。 結果、夏江は投獄され、靖王は疑いを解かれます。
第37話「暴かれた素性」
誉王は、自分が滑族の玲瓏(れいろう)公主の息子であり、梁の皇室の血を引いていないことを知ります。
絶望した彼は、滑族の生き残りである秦般弱(しんばんじゃく)に唆され、謀反を決意するのでした。
第38話「九安山の変」
誉王は、皇帝が狩猟に出かける「九安山(きゅうあんざん)」を狙い、5万の兵を率いて謀反を起こします。 九安山に残された兵はわずか3千。
絶体絶命の状況の中、梅長蘇は冷静に防衛の指揮を執ります。
第39話「決死の籠城」
梅長蘇は、霓凰郡主と靖王の軍に援軍を要請。 靖王は自ら兵を率いて、誉王軍の包囲網を突破しようとします。 梅長蘇は病の体で必死に策を練り続け、ついに倒れてしまいます。
第40話「反乱の終結」
靖王の軍が九安山に到着し、誉王の反乱は鎮圧されます。 この一件で、靖王の評価は不動のものとなり、彼は皇太子に冊立されることになりました。
第41話「雪中の訴え」
皇太子となった靖王は、梅長蘇の助言を受けながら、国政改革に乗り出します。 一方、梅長蘇の体は限界に近づいていました。 彼は、残された時間で、赤焔事案の再審を実現させようとします。
第42話「残された時間」
再審を実現させるためには、皇帝に罪を認めさせる必要があります。 梅長蘇は、莅陽長公主が持つ謝玉の罪状書きが鍵になると考え、彼女に協力を求めます。
第43話「悲しい真実」
ついに靖王は、梅長蘇が林殊であるという事実に気づきます。 彼は、親友がどれほどの苦しみを乗り越えてきたかを知り、涙を流します。 そして、何があっても彼の意志を継ぐことを誓うのでした。
第44話「無言の帰還」
梅長蘇の前に、火寒毒に侵され、毛むくじゃらの「怪物」のようになった聶鋒が現れます。 彼は夏冬の夫であり、梅長蘇と同じく赤焔事案の生き残りでした。 梅長蘇は、彼の毒を治療する方法を探します。
第45話「再審の請願」
皇帝の誕生日の祝宴。 その席で、莅陽長公主は謝玉の罪状書きを手に、赤焔事案の再審を皇帝に嘆願します。 居並ぶ王侯貴族たちも次々と同調し、皇帝を追い詰めていきます。
第46話「雪冤」
追い詰められた皇帝は、ついに赤焔事案の再審を認めます。 13年の時を経て、林家と赤焔軍の名誉は、ついに回復されることになりました。 梅長蘇の長年の悲願が、達成された瞬間でした。
第47話「戻れない道」
再審が終わり、梅長蘇は静かに都を去る準備を始めます。 彼の体は、もはや長くないことを誰もが知っていました。 藺晨は、彼を連れて旅に出ようと提案します。
第48話「最後の任務」
梁の国境に、大渝(たいゆ)軍が侵攻。 国は再び大きな危機に瀕します。 しかし、朝廷には、大軍を率いることのできる将軍がいませんでした。
第49話「決意の出兵」
梅長蘇は、最後の決断をします。 彼は、藺晨が作った薬を飲み、一時的に体力を回復させ、かつての林殊として戦場に戻ることを選んだのです。
それは、彼の命を燃やし尽くすことを意味していました。
第50話「最後の願い」
靖王(新皇帝)や霓凰は、涙ながらに反対しますが、梅長蘇の決意は固いものでした。 彼は、策士・梅長蘇として生きるのではなく、将軍・林殊として死ぬことを選んだのです。
第51話「来世の約束」
梅長蘇は、林殊として戦場へ向かいます。 霓凰は、彼に「来世でまた会いましょう」と告げ、彼の背中を見送ります。
第52話「帰らぬ人」
林殊率いる梁の軍は、見事に大渝軍を打ち破ります。 しかし、彼の命もまた、戦場で静かに燃え尽きていきました。
第53話「残された者」
都には、林殊の訃報が届きます。 靖王は、悲しみを乗り越え、彼が命をかけて守った国を、立派な皇帝として治めていくことを誓います。
第54話(最終話)「風、長林に吹く」
数年後、梁の国は平和を取り戻していました。 靖王は、梅長蘇が再編した軍に「長林軍」と名付け、その功績を永遠に称えました。
霓凰は、梅長蘇からの最後の手紙を読み、彼の変わらぬ愛を知るのでした。 風が吹き、木々が揺れる長林の地で、彼の伝説は永遠に語り継がれていきます。
物語を彩る主要キャスト一覧
「琅琊榜」の魅力は、個性豊かな登場人物たちと、それを演じる俳優陣の素晴らしい演技にあります。ここでは、物語の主要なキャストを一覧表でご紹介しますね。
役名(読み) | 俳優名(読み) | 簡単な紹介 |
---|---|---|
梅長蘇/林殊(ばいちょうそ/りんしゅ) | 胡歌(フー・ゴー) | 主人公。知略を巡らせ復讐を誓う元赤焔軍の将軍。 |
穆霓凰(ぼくげいおう) | 劉濤(リウ・タオ) | 南の国境を守る女将軍。林殊の元許嫁。 |
靖王/蕭景琰(せいおう/しょうけいえん) | 王凱(ワン・カイ) | 第7皇子。林殊の親友で、実直な性格。 |
蒙摯(もうし) | 陳龍(チェン・ロン) | 禁軍の将軍。梁で一番の武芸の達人で、林殊の協力者。 |
飛流(ひりゅう) | 呉磊(ウー・レイ) | 梅長蘇の護衛。武術に長けるが、純粋な少年。 |
誉王/蕭景桓(よおう/しょうけいかん) | 黄維徳(ビクター・ホァン) | 第5皇子。皇太子と後継者の座を争う野心家。 |
皇太子/蕭景宣(こうたいし/しょうけいせん) | 高鑫(ガオ・シン) | 皇帝の長男。母の越貴妃を頼りにする気弱な性格。 |
梁皇帝/蕭選(りょうこうてい/しょうせん) | 丁勇岱(ディン・ヨンダイ) | 疑り深く冷酷な梁の皇帝。 |
静嬪(せいひん) | 劉敏濤(リウ・ミンタオ) | 靖王の母。元医女で、聡明かつ思慮深い女性。 |
秦般弱(しんばんじゃく) | 王鷗(ワン・オウ) | 誉王の参謀。滑族の末裔で、誉王を利用する。 |
複雑な人間関係がわかる相関図
「琅琊榜」は登場人物が多く、人間関係も複雑です。相関図を頭に入れておくと、物語をより深く楽しめますよ。

宮廷内の権力争い
物語の中心は、梁の皇帝の後継者の座を巡る争いです。主な勢力は以下の3つに分けられます。
皇太子・蕭景宣を筆頭に、彼の母である越貴妃(えつきひ)、寧国侯・謝玉(しゃぎょく)などが中心です。謝玉は都の警備を担っており、大きな軍事力を握っています。
第5皇子・誉王を筆頭に、彼の養母である言皇后(げんこうごう)、そして参謀の秦般弱がいます。秦般弱は諜報活動を得意とし、誉王に様々な情報をもたらします。
当初はどの派閥にも属さず、皇帝からも冷遇されています。しかし、梅長蘇の補佐を得て、徐々に皇位争いへと名乗りを上げていきます。
主人公を取り巻く人々
梅長蘇の周りには、彼の正体を知る者と知らない者が入り混じっています。
協力者(正体を知る者)
禁軍のトップで、かつて赤焔軍にいた林殊の親友。陰ながら梅長蘇の計画を支えます。
靖王の母。優れた洞察力で、比較的早い段階で梅長蘇の正体に気づき、息子と共に彼を支えます。
大切な人々(正体を知らない、または疑っている者)
林殊の元許嫁。梅長蘇の中に林殊の面影を見出し、彼が何者であっても支えようとします。二人の切ない関係は、物語の見どころの一つです。
梅長蘇をあくまで策士として見ており、彼のやり方に反発することもあります。親友・林殊を今でも深く想っており、そのことが梅長蘇との関係に複雑な影を落とします。
琅琊榜の梅長蘇の正体は?
前述の通り、この物語最大の謎であり、根幹をなすのが主人公・梅長蘇の正体です。
彼の本当の姿は、12年前に謀反人として滅ぼされた赤焔軍の若き将軍、林殊 (りんしゅ)です。

中国ドラマ四季彩々イメージ
林殊は、赤焔軍を率いていた父・林燮(りんしょう)と、皇帝の妹である長公主の間に生まれた、まさにエリート中のエリートでした。
文武両道に優れ、明るく活発な性格で、多くの人に慕われていました。
しかし、赤焔軍壊滅の際に梅嶺(ばいれい)の谷に落ち、そこで「火寒毒(かかんどく)」という世にも稀な猛毒に侵されてしまいます。
一命は取り留めたものの、毒の影響で骨格や容貌は完全に変わり、雪の中で肌を焼かれるような激痛に常に苛まれる、病弱な体になってしまいました。
つまり、梅長蘇が都に戻ってきたのは、個人的な恨みを晴らすためだけではありません。
無実の罪で死んでいった父や7万の赤焔軍兵士、そして彼らを信じたために死に追いやられた祁王(きおう)の名誉を回復し、腐敗した朝廷を正すという、大きな使命を背負っていたのです。
続編の中国ドラマ琅琊榜(ろうやぼう)キャスト相関図
- 続編「ろうやぼう2」のキャスト
- 続編の2相関図もチェック
- 続編「ろうやぼう3」のあらすじ
続編「ろうやぼう2」のキャスト
「琅琊榜」には、ファン待望の続編『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜』が存在します。第1作から約50年後の世界を描いており、キャストも一新されています。
前作の登場人物との繋がりを感じさせる設定もあり、知っているとより楽しめますよ。
役名(読み) | 俳優名(読み) | 簡単な紹介 |
---|---|---|
蕭平章(しょうへいしょう) | 黄暁明(ホァン・シャオミン) | 長林王府の世子(長男)。思慮深く、家族と国を守る。 |
蕭平旌(しょうへいせい) | 劉昊然(リウ・ハオラン) | 長林王府の次子(次男)。自由奔放だが、驚異的な才能を持つ。 |
蒙浅雪(もうせんせつ) | 佟麗婭(トン・リーヤー) | 蕭平章の妻。武芸に秀でた快活な女性。蒙摯の姪孫。 |
林奚(りんけい) | 張慧雯(チャン・ホイウェン) | 済風堂の医者。冷静沈着で、卓越した医術を持つヒロイン。 |
蕭庭生(しょうていせい) | 孫淳(スン・チュン) | 長林軍を率いる長林王。靖王の養子で、第1作の最後にも登場。 |
続編の2相関図もチェック
続編の物語の中心となるのは、靖王(後の皇帝)が設立した長林軍(ちょうりんぐん)とそのトップである長林王府です。

長林王府と皇室
前作で梅長蘇に救われた祁王の遺児であり、靖王の養子となった人物です。彼は皇帝から絶大な信頼を得て、国の北の国境を守っています。
蕭庭生の二人の息子。兄の平章は、父と共に長林軍を支える大黒柱です。弟の平旌は、当初は江湖に身を置き自由な生活を送っていますが、やがて国の危機に直面し、成長していきます。
靖王の息子にあたる皇帝は、長林王府を深く信頼しています。しかし、その強大な力を快く思わない者たちも宮中には多くいます。
新たな対立構造
続編では、宮廷内の新たな権力争いが描かれます。
長林王府
国への忠誠心は厚いものの、その功績と軍事力の大きさから、朝廷内で嫉妬や警戒の対象となります。
反・長林王府勢力
皇后やその兄である荀白水(じゅんはくすい)などは、長林王府の力を削ごうと、様々な策略を巡らせます。
若き世代の関係
蕭平旌と林奚
自由奔放な平旌と、常に冷静な医者・林奚。正反対の性格の二人が、様々な事件を通して少しずつ心を通わせていく恋愛模様も、続編の大きな見どころです。
実は、二人の間には、親世代が決めたある約束事が隠されています。
前作が「内なる敵」との知恵比べだったのに対し、続編は国を守る忠臣たちが「内と外の敵」にどう立ち向かっていくか、という壮大な物語になっています。
続編「ろうやぼう3」のあらすじ
現在の状況を率直にお伝えしますと、2025年6月時点で、『琅琊榜3』はまだ制作・公開されておらず、公式なあらすじやキャストといった物語の具体的な内容は、まだ一切発表されておりません。
ただし、全く情報がないわけではなく、制作会社から以下のような話が出ています。
- 脚本は制作中:制作会社である正午陽光(Daylight Entertainment)が、『琅琊榜3』の脚本を制作中であると発表したというニュースは出ております。
- 新しい物語になる: 物語は、1作目や2作目とはまた異なる、全く新しいキャラクターとストーリーラインになる可能性が高いと言われています。
このため、以前お話しした蕭平旌(しょうへいせい)たちが活躍する物語は、やはり現時点で視聴可能な唯一の続編である『琅琊榜〈弐〉』のもの、ということになります。
新しい『琅琊榜3』の公式情報が発表され次第、すぐにお伝えできるようにいたします。現時点でお伝えできる『3』に関するお話は、以上となります。
※2025年6月の情報です
まとめ:中国ドラマ琅琊榜「ろうやぼう」キャストと相関図をネタバレ解説!
- 「琅琊榜」は中国で絶大な人気を誇る歴史ドラマ
- 原題も同じ「琅琊榜」で、英語タイトルは「Nirvana in Fire」
- 「琅琊榜」とは、物語に登場する情報組織が発表するランキングのこと
- 主人公・梅長蘇の正体は、謀反の罪で滅ぼされた赤焔軍の将軍・林殊
- 復讐と名誉回復のため、正体を隠して都で計略を巡らせる物語
- 主要キャストにはフー・ゴーやリウ・タオなど中国の実力派俳優が揃う
- 物語の相関図は皇太子派、誉王派、そして靖王と思いを寄せる人々の関係が軸
- 続編は『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜』というタイトル
- 続編の舞台は第1作から約50年後でキャストは一新
- 続編の主人公は、前作で救われた靖王の養子・蕭庭生の息子たち
- ホァン・シャオミンやリウ・ハオランが続編の主要キャスト
- 続編は、強大な力を持つ長林軍が陰謀に立ち向かうストーリー
- 若き主人公・蕭平旌の成長と、ヒロイン・林奚との恋模様も見どころ
- 「ろうやぼう3」は、一般的に続編である『琅琊榜〈弐〉』を指す言葉
- 第1作も続編も、緻密なストーリーと魅力的なキャラクターで高い評価を得ている
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