「横店影視城に行ってみたい」と思いつつ、「中国ってどうやって行くの?」「バスで1時間半もかかるの?」と躊躇していませんか。

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実はその情報、少し古いかもしれません。2024年9月、杭温高速鉄道が開通し、ついに横店駅が誕生しました。上海や杭州から高速鉄道で横店駅に直行でき、しかも駅から地下鉄1駅で影視城エリアに到着できる時代になったのです。
この記事では、横店影視城への行き方を最新情報でまるごと解説します。高速鉄道の予約方法から、VPN・Alipay・配車アプリの準備まで、旅の不安をひとつずつ取り除いていきます。

明清宮苑や秦王宮など、推しドラマのロケ地を自分の足で踏みしめる日を、一緒に現実にしてしまいましょう♪
- 2024年開通の杭温高速鉄道を使った横店影視城への最新アクセスルート
- 上海・杭州からの所要時間・料金・経路の具体的な比較
- 中国旅行で必要なVPN・Alipay・配車アプリの事前準備
- 明清宮苑・秦王宮など聖地巡礼エリアを120%楽しむための実践コツ
横店影視城への行き方が変わった!新ルート完全ガイド

まずは大前提として、横店影視城がどこにあるかをおさえておきましょう。中国・浙江省の東陽市に位置しており、上海からは南西へ約300キロほど。
かつては交通の便がよいとは言えない場所でしたが、2024年9月の鉄道開通で状況が一変しました。このセクションでは、最新の行き方をルート別にしっかり解説していきます。
杭温高速鉄道の開通で横店駅に直行できるようになった

2024年9月6日、浙江省に待望の新路線「杭温高速鉄道」が開通しました。杭州と温州を結ぶ全長276キロメートルの路線で、この開通とともに誕生したのが「横店駅」です。
上海や杭州から義烏駅を経由することなく横店へダイレクトにアクセスできるようになり、横店影視城への行き方が根本から変わりました。
この路線には「復興号」と呼ばれる紫色の流線型車両が投入されており、設計時速は350キロメートル。かつて山間部として交通網から取り残されていた東陽市が、ついに高速鉄道時代に突入しました。
杭温高速鉄道 全停車駅(9駅)
杭州 → 桐廬東 → 浦江 → 義烏 → 横店(2024年9月新設) → 磐安 → 仙居 → 楠渓江 → 温州北 → 温州南
浙江省の山間部を一気に高速鉄道でつないだ路線です。楠渓江駅は浙江省台州市永嘉県に位置し、楠溪江国家級風景区へのアクセス駅でもあります。
横店駅の建築面積は約3万平方メートルと非常に大規模で、地上2階(待合ロビー)・地上1階(プラットフォーム)・地下1階(乗り換え通路)という3層構造で設計されています。
高速鉄道を降りたら屋外に出ることなくそのまま地下へ進み、都市鉄道「金義東市域軌道交通」に乗り換えができます。そして金義東線でたった1駅で「明清宮景区」エリアに到着してしまうのです。

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「駅を出たら中国語の看板だらけで迷子になるかも…」という心配、もう無用です。この直結ルートの確立により、言語の壁もラストワンマイルの不安も大幅に解消されました。
上海・杭州からの最新アクセスと料金を比較

日本から横店影視城を目指す場合、主な玄関口は「上海」か「杭州」の2択になります。どちらの都市にも日本からの直行便が充実しており、そこから高速鉄道で横店駅を目指すルートが現在の最短・最快適な行き方です。
| 出発都市 | 出発駅 | 所要時間(目安) | 料金目安(二等座) | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 上海 | 上海虹橋駅 / 上海駅 | 約1時間51分 | 約3,300円(150元前後) | 1日約30本と本数が多く、スケジュールが組みやすい。上海虹橋駅は空港直結で乗り換えが楽 |
| 杭州 | 杭州東駅 / 杭州西駅 | 約30〜50分 | 約1,050円〜(50元前後〜) | 杭温高速鉄道の直通便で圧倒的に速い。日帰り聖地巡礼も十分現実的 |
| 北京 | 北京南駅 | 約6〜7時間 | 約14,000円(650元前後) | 距離が長いため、杭州まで国内線フライトを使う分割ルートも検討の余地あり |
日本からのフライトで考えると、杭州蕭山国際空港行きの便は成田・羽田・関西から数多く就航しています。杭州に到着すれば横店まで最短50分以内なので、旅のトータル時間を縮めたいなら杭州インがベストチョイスといえます。
上海経由でも十分快適で、上海虹橋空港は高速鉄道の虹橋駅と直結しているため、空港を出てそのまま新幹線に乗れるシームレスさが魅力です。
義烏駅経由バスはもう古い?新旧ルートを徹底比較

「横店影視城 行き方」で検索すると、今でも「義烏駅で降りてバスで1〜1.5時間」という記事が多く出てきます。これは2024年以前の情報です。現状と比較するとその差は一目瞭然です。
| 旧ルート(義烏駅経由) | 新ルート(横店駅直行) | |
|---|---|---|
| 乗り換え回数 | 高速鉄道→長距離バス(2回) | 高速鉄道→金義東線(1回・屋内完結) |
| 駅到着後の移動 | バスターミナル移動+バス約1〜1.5時間 | 地下鉄1駅(数分) |
| 言語の壁 | バス乗り場の案内が分かりにくい | 地下直結でほぼ迷わない |
| 荷物の負担 | 大きい(バス乗り換え時に持ち運び) | 小さい(屋内移動のみ) |
| 総合評価 | △ 今となっては非推奨 | ◎ 現在の最適解 |
一点だけ補足しておくと、広州南駅など一部の便はまだ義烏駅止まりで横店駅まで直行しないケースがあります。Trip.comで予約する際は、必ず到着駅が「横店」になっているかを確認してください。
横店駅から影視城まで地下鉄1駅で到着する方法

横店駅に到着したら、改札を出て地下1階の「城市通廊(都市通路)」へ向かいます。ここが金義東市域軌道交通との乗り換えポイントです。案内板に沿って進むだけなので、中国語がわからなくても迷いません。
金義東線に乗り込んだら、次の1駅で「明清宮景区」エリアに到着します。所要時間はほんの数分。高速鉄道を降りてから10〜15分で横店影視城の入口に立てる計算です。荷物が多い場合や、ほかの景区エリアへ直接向かいたい場合は、横店駅のタクシー乗り場からDiDi(滴滴出行)を使う方法もあります。DiDiについては次のセクションで詳しく解説します。
横店駅からのラストワンマイル まとめ
高速鉄道下車 → 地下1階「城市通廊」へ → 金義東線に乗り換え → 1駅乗車 → 明清宮景区エリアに到着
屋外に出る必要がなく、天候に左右されないのも地味に嬉しいポイントです。
Trip.comで高速鉄道を予約する具体的な手順
横店への新ルートが確立されたとはいえ、チケットの手配をどうすればいいか不安な方も多いと思います。外国人旅行者に最も使いやすいのがTrip.com(トリップドットコム)です。中国発のサービスのため、中国国内の鉄道チケット手配において信頼性・網羅性ともに群を抜いています。
Trip.comで高速鉄道を予約する流れ

Trip.com 予約ステップ
-
1
アプリをダウンロード・アカウント作成
Trip.comアプリをインストールし、アカウントを作成します。
-
2
列車を検索
出発地・到着地(「横店」で検索)・日付を入力し、便を選択します。
-
3
パスポート情報を入力
ローマ字の姓名・パスポート番号・有効期限を正確に入力します。
中国の鉄道は厳格な実名制のため、入力ミスがあると乗車できません。必ず慎重に確認してください。 -
4
予約完了 → 当日は改札へ
パスポートを改札機にかざし、顔認証が完了すればゲートが開きます。
紙のチケットの発券も、窓口での中国語対応も一切不要です。
予約時に必ず確認すること
到着駅が「横店(Hengdian)」になっているかを確認してください。「義烏(Yiwu)」到着の便を間違えて選ばないよう注意しましょう。
杭州空港から直通バスという選択肢もある
フライトの到着時間がバスの発車時刻と合う場合、杭州蕭山国際空港から横店への直通リムジンバスを利用するのも有効な手段です。高速鉄道への乗り換えが面倒な方や、大きな荷物を抱えた旅行者には特に使い勝手がよい選択肢です。
| 方向 | 時刻表(目安) | 所要時間 |
|---|---|---|
| 空港 → 横店 | 10:00 / 11:00 / 11:50 / 13:00 / 15:10 / 16:20 / 17:20 / 18:20 / 19:30 | 約2〜2.5時間 |
| 横店 → 空港 | 06:00 / 07:00 / 08:00 / 09:00 / 13:05 / 14:05 / 15:05 / 16:05 | 約2〜2.5時間 |
時刻表は変更される場合があります。最新情報は現地または旅行予約サービスで必ずご確認ください。また、帰りの空港行きバスは本数が多くないため、帰国便の時間から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
横店影視城を120%楽しむ行き方と事前準備まとめ
行き方が分かったら、次は「現地で困らないための準備」です。中国旅行で多くの方が一番不安に感じるのが、インターネット環境やキャッシュレス決済ではないでしょうか。
でも、事前にちゃんと準備しておけば怖くありません。このセクションでは、横店影視城の旅をトラブルなく、そして最大限楽しむための準備と現地情報を解説します。
中国でLINEとXを使うためのVPN準備方法

中国には「グレートファイアウォール」と呼ばれるインターネット検閲システムがあり、中国国内の通常の回線では以下のサービスが使えなくなります。
- Google(検索・マップ・Gmail)
- LINE
- X(旧Twitter)
- YouTube・Instagram
「推しのロケ地で撮れた最高の写真を、すぐXにポストしたい!」「LINEで家族に無事を伝えたい!」——そんなオタク心と旅行者の安心感を両方守るための「お守り」が、VPNです。
VPNとは、通信を別の経路に迂回させることで検閲をすり抜け、日本と同じようにインターネットを使えるようにするサービスです。中国に入国してからVPNをインストールしようとしてもダウンロードできません。必ず日本出発前にスマートフォンへのインストールと動作確認まで完了させておきましょう。
おすすめVPN
MillenVPN:日本発のVPNサービスで、日本語サポートが充実。はじめてVPNを使う方にも安心です。
NordVPN:世界的シェアを誇る老舗サービス。接続の安定性と速度に定評があります。
どちらも月額課金型のサービスです。旅行の期間だけ契約するプランも選べます。
なお、VPNの代替として、香港などの通信事業者が提供する「中国本土対応のローミングeSIM」を日本出発前に設定しておく方法もあります。eSIMはローミング回線を通じて検閲を自動的に迂回するため、VPNの設定に慣れていない方にはこちらもおすすめです。
ホテルと移動はTrip.comとAgodaにまかせて安心
横店影視城はローカルな地方都市に位置するため、日本でよく使われる予約サービスではホテルの選択肢が限られることがあります。そこで頼りになるのが以下の2サービスです。
Trip.com(トリップドットコム)
中国発のサービスであるTrip.comは、横店のような地方都市のホテルや宿泊施設の網羅性において他の追随を許しません。さらに、移動に欠かせない高速鉄道のチケット手配もアプリひとつで完結するため、中国旅行においてはほぼ必須のアプリといえます。ホテルの予約も鉄道チケットの手配も、Trip.comにまとめてしまうのが最もスムーズです。
Agoda(アゴダ)
アジア圏全般に強く、割引率の高さで知られるAgodaは、Trip.comと併用することでさらにお得な選択肢を見つけられることがあります。Trip.comで見つけたホテルをAgodaで同時に検索して価格を比較する、というのが実践的な使い方です。
横店影視城周辺のホテルについて
影視城のすぐそばには複数のホテルが立ち並んでいます。景区への徒歩アクセスを重視するなら「明清宮苑」や「秦王宮」の近くを指定して検索するのがおすすめです。なお、中国での宿泊はチェックイン時にパスポートが必要です。またホテルによってはAlipayやWeChat Payのみ対応で日本のクレジットカードが使えない場合もあります。
『星漢燦爛』など横店影視城で撮影された作品について詳しく知りたい方は、『星漢燦爛』キャストと相関図の徹底解説もあわせてご覧ください。
Alipayと配車アプリDiDiで現地の不安をゼロにする

中国は世界で最もキャッシュレス化が進んだ国のひとつで、屋台の食べ物から高級ホテルの支払いまで、ほぼすべてがQRコード決済で行われます。現金(人民元)を出しても、釣り銭がないからと断られるケースが珍しくありません。つまり、Alipay(支付宝)のセットアップは横店旅行における最重要の事前準備のひとつです。
Alipayのセットアップ手順
日本にいる間にAlipayアプリをダウンロードし、日本のクレジットカード(VISAまたはMastercard)を紐付けます。
初回登録時にはパスポート画像のアップロードによる本人確認が必要で、審査に数時間〜数日かかる場合があります。
現地到着後の登録は時間的に危険なため、出発の1週間前には設定を完了させておくのが安全です。
配車アプリDiDiで移動をもっと快適に
駅から少し離れた景区へ向かいたいときや、エリア間の移動に便利なのがDiDi(滴滴出行)です。
DiDiはAlipayのミニアプリとして組み込まれており、目的地をアプリ上で入力して配車を依頼するだけ。料金は事前に画面に表示され、Alipayから自動引き落としされます。
運転手と一言も言葉を交わさずに、正確に目的地まで連れて行ってもらえます。外国人に対するぼったくりリスクも構造上ゼロです。
注意:GoogleマップはNG。高徳地図を使おう
中国ではGoogleマップが使えません。代わりに「高徳地図(Amap)」または「Baidu Maps(百度地図)」をインストールしておきましょう。どちらも日本語表示に対応しており、現地でのナビとして十分機能します。
明清宮苑・秦王宮など聖地巡礼を満喫するコツ

いよいよ聖地巡礼の本番です。横店影視城は「1つの巨大なテーマパーク」ではなく、広大なエリアに複数の「景区(テーマ別撮影スタジオ)」が点在する構造になっています。各景区は独立したゲートと料金設定を持っています。
| 景区名 | 時代・テーマ | 代表的な作品・見どころ |
|---|---|---|
| 明清宮苑 | 明・清朝の宮廷 | 甄嬛伝、歩歩驚心、陳情令ほか。故宮を1対1スケールで再現した100ヘクタール超の超巨大エリア |
| 秦王宮 | 秦漢・春秋戦国 | 武侠・歴史ドラマの定番ロケ地。重厚な城壁と広大な石段が圧巻 |
| 清明上河図 | 北宋の街並み | 水郷の街並みと運河が美しい。庶民の生活シーン撮影の定番 |
| 広州街・香港街 | 清末民初・近代 | 19世紀末の広州・香港の街並みを再現。レトロな雰囲気が漂う |
| 夢外灘 | 1920〜30年代・上海租界 | 夜間の没入型体験が大人気。オールド上海の世界観に浸れる |
聖地巡礼をより深く楽しむ3つのコツ

① 無料の大型ショーを軸にスケジュールを組む
明清宮苑では毎日、多数のエキストラと馬を動員した大型ショー「紫禁大典」や「八旗馬戦」が上演されます。これらのショーは景区の入場チケット代(目安:約4,000円〜)に含まれており、追加料金は不要です。景区に入ったらまず最新のショースケジュールを入手し、上演時間を軸にして観光ルートを決めるのが最も満足度の高い過ごし方です。
② NPCとの「整活」を楽しむ
各景区内には、時代衣装を纏ったスタッフ「NPC」が多数配置されており、観光客に話しかけてきたり即興劇を仕掛けてきたりします。言葉が通じなくてもリアクションするだけで楽しめますし、うまく応えるとプレゼントがもらえることも。これが横店ならではの没入感を生み出しています。
③ SNSで「映画同款」スポットを事前リサーチ
広大な景区の中から推しドラマの名シーンと同じ場所を自力で特定するのは至難の業です。X(VPN使用)やWeiboで「甄嬛伝 横店 ロケ地」「歩歩驚心 横店 撮影地」などのワードで検索すると、ファンが特定した場所の写真や情報が見つかることがあります。旅の前にリサーチしておくと、現地でのテンションが段違いです。
横店影視城を舞台に撮影された『陳情令』のキャスト情報は、陳情令キャストの現在と年齢・仲良しエピソードまとめをぜひチェックしてみてください。
横店影視城への行き方と旅の準備を総まとめ

横店影視城への行き方と、旅を120%楽しむための準備をまとめてご紹介してきました。最後に出発前のチェックリストを確認しておきましょう。

明清宮苑で甄嬛伝のあの廊下に立つ日も、秦王宮の巨大な石段に圧倒される日も、きっとすぐそこまで来ています。準備をしっかり整えて、最高の聖地巡礼旅を楽しんできてください。
なお、この記事でご紹介した交通手段の所要時間・料金・バスの時刻表はあくまで目安です。最新・正確な情報は各公式サイトや予約サービスでご確認ください。また旅行計画の詳細については、必要に応じて旅行会社や専門家にご相談されることをおすすめします。

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